指をケガしたとき、足の小指をぶつけたとき、
私たちは当たり前のように「ここが痛い!」と感じますよね。
でも実は――
その痛み、ケガをした場所には存在しないとしたらどうでしょう?
今回の「探偵ロビンの日常ミステリー」では、
常識をくつがえす「痛みの正体」に迫ります。
痛いのは指?それとも…脳?
「痛い!」と感じた瞬間、
私たちは指先や足先そのものが痛みを出していると思いがちです。
ところがロビンは、こんな衝撃的なことを言います。
「指先にも足先にも、痛みは存在しない。
痛みとは、脳が作り出した“電気信号の幻”なのだ」
えっ!?
あんなにハッキリ感じるのに、幻!?
この謎を解くため、ロビンは“3人の容疑者”を呼び出しました。
容疑者① 痛みの第一発見者「侵害受容器」
まず登場するのが、
侵害受容器(しんがいじゅようき)というセンサーです。
これは、皮ふの中にたくさんある
「痛み専門のセンサー」。
タンスの角に足の小指をぶつけた瞬間、
このセンサーが
「危険!ダメージ発生!」
とキャッチします。
そして驚くべきことに、
その衝撃を電気信号に変えて、体の中へ送り出すのです。
容疑者② 超高速の運び屋「神経伝達物質」
電気信号は、神経の中をビュンビュン進みます。
でも、神経と神経のあいだには「すき間(シナプス)」があります。
ここで登場するのが、
神経伝達物質という運び屋。
ロビンはこれを
「痛みボール」になぞらえて説明します。
- 電気信号が来る
- 痛みボールを次の神経に投げる
- 受け取った神経が、また電気を流す
この電気+化学物質のバケツリレーが、
なんと時速数百キロレベルのスピードで行われているのです。
黒幕③ すべてを決める「脳」
信号が最後にたどり着く場所――
それが脳です。
脳に電気信号が届いた瞬間、はじめて
「痛い!!」
と感じます。
つまり、ケガをしてから
脳に信号が届くまでの一瞬(約0.1秒)、
私たちは実はまだ痛みを感じていません。
そして脳が、
「これは危険だ!早く離れろ!」
と判断して、
警告アラームとして痛みを作り出すのです。
これが、麻酔で痛みを感じなくなる理由でもあります。
痛みはイヤだけど、実は最高の味方
痛みはつらくて、できれば感じたくないもの。
でもロビンはこう締めくくります。
「痛みは、体を守るために脳が作り出した警告アラーム。
君を守る、最高のパートナーなんだ」
もし痛みがなかったら、
ケガに気づかず、もっと大きなダメージを受けてしまうかもしれません。
きみならどっちを消す?【読者への質問】
最後に、ロビンからの挑戦状です。
もし一つだけ痛みを感じない体になれるとしたら、どっち?
- A:虫歯の痛み
- B:筋肉痛
理由も一緒に、ぜひ考えてみてください。
痛みについて考えると、体のすごさがもっと見えてきますよ。
次回も、
探偵ロビンが日常にひそむ「なぜ?」を科学で解き明かします。
お楽しみに!
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