【探偵ロビン第43回】「痛み」は指先にはない!?脳が作り出す「電気信号の幻」の正体

人体・メカニズム

指をケガしたとき、足の小指をぶつけたとき、
私たちは当たり前のように「ここが痛い!」と感じますよね。

でも実は――
その痛み、ケガをした場所には存在しないとしたらどうでしょう?

今回の「探偵ロビンの日常ミステリー」では、
常識をくつがえす「痛みの正体」に迫ります。


痛いのは指?それとも…脳?

「痛い!」と感じた瞬間、
私たちは指先や足先そのものが痛みを出していると思いがちです。

ところがロビンは、こんな衝撃的なことを言います。

「指先にも足先にも、痛みは存在しない。
痛みとは、脳が作り出した“電気信号の幻”なのだ」

えっ!?
あんなにハッキリ感じるのに、幻!?

この謎を解くため、ロビンは“3人の容疑者”を呼び出しました。


容疑者① 痛みの第一発見者「侵害受容器」

まず登場するのが、
侵害受容器(しんがいじゅようき)というセンサーです。

これは、皮ふの中にたくさんある
「痛み専門のセンサー」

タンスの角に足の小指をぶつけた瞬間、
このセンサーが

「危険!ダメージ発生!」

とキャッチします。

そして驚くべきことに、
その衝撃を電気信号に変えて、体の中へ送り出すのです。


容疑者② 超高速の運び屋「神経伝達物質」

電気信号は、神経の中をビュンビュン進みます。
でも、神経と神経のあいだには「すき間(シナプス)」があります。

ここで登場するのが、
神経伝達物質という運び屋。

ロビンはこれを
「痛みボール」になぞらえて説明します。

  • 電気信号が来る
  • 痛みボールを次の神経に投げる
  • 受け取った神経が、また電気を流す

この電気+化学物質のバケツリレーが、
なんと時速数百キロレベルのスピードで行われているのです。


黒幕③ すべてを決める「脳」

信号が最後にたどり着く場所――
それがです。

脳に電気信号が届いた瞬間、はじめて

「痛い!!」

と感じます。

つまり、ケガをしてから
脳に信号が届くまでの一瞬(約0.1秒)
私たちは実はまだ痛みを感じていません。

そして脳が、

「これは危険だ!早く離れろ!」

と判断して、
警告アラームとして痛みを作り出すのです。

これが、麻酔で痛みを感じなくなる理由でもあります。


痛みはイヤだけど、実は最高の味方

痛みはつらくて、できれば感じたくないもの。
でもロビンはこう締めくくります。

「痛みは、体を守るために脳が作り出した警告アラーム。
君を守る、最高のパートナーなんだ」

もし痛みがなかったら、
ケガに気づかず、もっと大きなダメージを受けてしまうかもしれません。


きみならどっちを消す?【読者への質問】

最後に、ロビンからの挑戦状です。

もし一つだけ痛みを感じない体になれるとしたら、どっち?

  • A:虫歯の痛み
  • B:筋肉痛

理由も一緒に、ぜひ考えてみてください。
痛みについて考えると、体のすごさがもっと見えてきますよ。


次回も、
探偵ロビンが日常にひそむ「なぜ?」を科学で解き明かします。
お楽しみに!

コメント

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny

タイトルとURLをコピーしました