SNSの通知が止まらない。
気づけばクラスの半分が同じキーホルダーを持っている――。
こんな「突然のブーム」、経験ありませんか?
実はその火付け役は、毎日一緒にいる親友ではないかもしれません。
カギを握るのは、
「知り合いの知り合い」なのです。
今回は、社会を動かす情報の伝染ルートを解き明かします。
親友よりも強い?「弱い紐帯」の力
この考え方を提唱したのが、社会学者
マーク・グラノヴェッター です。
彼が唱えた理論の名前は
弱い紐帯の強み。
島と橋のたとえ
- 仲良しグループは「島」
- あまり親しくない知人は「橋」
親友同士はいつも同じ情報を共有しています。
つまり、島の中では新しい情報は生まれにくいのです。
でも、たまにしか連絡を取らない知人は、別の島にいます。
その人が「橋」になって、
外の世界の新しい情報を運んでくる。
流行は、親友の中からではなく、
橋を渡ってやってくるのです。
情報だけでは足りない? 心のスイッチ「閾値モデル」
でも疑問が残ります。
情報が届いただけで、なぜ一気に広がるのでしょう?
ここで登場するのが
閾値モデル です。
人それぞれ「スイッチが入る人数」が違う
人には、
- 誰もやっていなくても始める人(閾値0)
- 3人やっていたら始める人(閾値3)
- 半分以上やらないと動かない人
といった違いがあります。
最初は少数の「挑戦者」が始める。
すると、次の人のスイッチが入る。
さらにその次の人も動く。
まるでドミノ倒し。
そしてある瞬間、
一気に広がるポイントが訪れます。
それが
ティッピング・ポイント。
爆発的ブームの正体です。
SNS時代は「橋」だらけ
昔は橋の数が限られていました。
でも今はどうでしょう?
SNSによって、世界中に橋が張り巡らされています。
- 別の学校
- 別の地域
- まったく知らない人
そこから情報が一瞬で届く。
だから流行のスピードは、
昔より何倍も速いのです。
ブームは偶然じゃない
ブームは誰かが無理やり作るものではありません。
- 弱い紐帯が情報を運び
- 閾値の連鎖がスイッチを押す
私たちの人間関係そのものが、
巨大なドミノ装置になっているのです。
次の流行を見つけるヒント
もし次のブームを予想したいなら――
「まだ1人しかやっていないこと」に注目してみよう。
その人は、閾値0の挑戦者かもしれません。
あなたが最近ハマったものは、
誰から教えてもらいましたか?
- 親友?
- 先輩?
- それともSNSで見かけた知らない人?
あなたの体験も、
ネットワーク理論で説明できるかもしれません。
次回も「探偵ロビンの日常ミステリー」でお会いしましょう! 🌍✨
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