【探偵ロビン第3回】氷の謎 〜なぜ水は凍ると膨らむのか?〜

探偵ロビンの日常ミステリー

事件発生!水道管が破裂した理由

ある冬の日、探偵ロビンの事務所に事件が舞い込みました。

「この冬、各地で水道管が破裂している。
だが、よく考えるとおかしな点があるんだ」

普通、物は冷やすと縮みます。
金属も、ゴムも、プラスチックも同じです。

なのに――
水だけは凍ると膨らみ、硬い水道管さえ破裂させてしまう。

なぜ、水だけがそんな特別な性質を持っているのでしょうか?
この謎を解くカギは、水分子の形にありました。


捜査① 水分子の正体を調べろ!

まず調べるのは、水の正体。
水は「H₂O」と書き、
酸素1個と水素2個でできています。

ここで重要なポイントがあります。

水分子は、一直線ではありません。
実は、「く」の字型に曲がった形をしているのです。
まるでブーメランのような形ですね。

この形こそが、今回の事件の重要な手がかりでした。


捜査② 液体の水はどうなっている?

液体の水の中では、水分子たちは自由に動き回っています。

水分子同士は
「水素結合」という弱い結びつきでつながっていますが、
すぐに切れたり、またくっついたりします。

そのため、水分子は隙間をうまく埋めながら、
ぎゅっと詰まった状態で存在できます。

では、凍るとどうなるのでしょうか?


捜査③ 氷の結晶に隠された真実

温度が0℃以下になると、水分子の動きは遅くなります。
すると、水素結合がしっかり固定され、
規則正しい結晶構造を作り始めます。

雪の結晶を思い出してください。
あのきれいな形には、理由があります。

「く」の字型の水分子がきれいに並ぼうとすると、
どうしても――
隙間だらけの構造になってしまうのです。

この氷の構造には、
六角形の穴がたくさん空いています。

その結果、
水は凍ると体積が約9%も増えるのです!


事件解決!水道管が破裂する本当の理由

ここで、すべてがつながりました。

  • 水が凍る
  • 体積が増える
  • 逃げ場のない水道管の中で膨らむ
  • 管が耐えきれず破裂する

つまり、事件の犯人は――
水分子の「く」の字型の形と、規則正しく並ぶ性質だったのです。


エピローグ:氷は悪者じゃない?

でも、この不思議な性質は、
悪いことばかりではありません。

氷は水より軽いため、水に浮きます
そのおかげで、湖や池は表面だけが凍り、
下の水は凍らず、魚たちは冬でも生きていられるのです。

もし、氷が沈んでいたら――
地球の生き物は、今とはまったく違う運命をたどっていたかもしれません。


まとめ

  • 水は凍ると膨らむ
  • 理由は、水分子の「く」の字型の形
  • 氷は隙間だらけの結晶構造を作る
  • この性質は、地球の生命を守る役割も持っている

身近な水にも、こんな壮大な秘密が隠れていたなんて驚きですね。

次回の
「探偵ロビンの日常ミステリー」もお楽しみに!
あなたの周りの「なぜ?」が、きっと次の事件になります 🕵️‍♂️❄️

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