オープニング:電子レンジが壊れた!?
ある日、探偵ロビンの事務所に助手くんが駆け込んできます。
「探偵ロビン!大変です!家の電子レンジが…!」
ロビン探偵は、落ち着いてこう言いました。
「助手くん、いい機会だ。
なぜ電子レンジは火を使わずに食べ物を温められるのか、
その謎を解いてみようじゃないか」
こうして、“電子レンジの科学事件”の捜査が始まりました。
事件その①:マイクロ波という容疑者
まず最初の手がかりは、
電子レンジの中で働いているマイクロ波。
マイクロ波は、電磁波の仲間で、
実はスマホやWi-Fiの電波とも親戚関係にあります。
電子レンジの中には
「マグネトロン」という装置があり、
そこから1秒間に24億5000万回も振動するマイクロ波が出されています。
このマイクロ波が、事件の重要人物(?)なのです。
事件その②:水分子という共犯者
助手くんは、ここで疑問を持ちました。
「でも探偵、電波が飛んでるだけで、
どうして食べ物が熱くなるんですか?」
ここで登場するのが、
水分子(H₂O)です。
水分子は、プラスとマイナスの電気が少し偏った
「極性分子」。
まるで、小さな磁石のような性質を持っています。
マイクロ波が当たると、
水分子はその振動に合わせて――
クルクル回転し始めます。
しかもその回数は、
1秒間に24億回以上!
この激しい回転で、
水分子同士がぶつかり合い、
摩擦による熱が生まれます。
これこそが、
食べ物が温まる本当の理由だったのです。
事件その③:なぜお皿は熱くならない?
さらに助手くんは、鋭いところに気づきました。
「食べ物は熱いのに、
お皿はあまり熱くならないのはどうしてですか?」
その答えはシンプル。
陶器やガラスのお皿には、
水分子がほとんど含まれていないからです。
水分子が少ない → 回転しない → 熱が生まれにくい
というわけです。
じゃあ、金属はなぜダメ?
金属はマイクロ波を反射し、
さらに電気を通すため、
火花が出てとても危険。
だから、
電子レンジに金属を入れてはいけないのです。
エンディング:事件解決!電子レンジの正体
ロビン探偵は、事件をこうまとめました。
- マグネトロンがマイクロ波を出す
- マイクロ波が食べ物の中の水分子を回転させる
- 水分子の摩擦熱で食べ物が温まる
つまり、電子レンジとは――
水分子を踊らせて温める装置だったのです。
助手くんも思わず感心。
「電子レンジって、
こんなに科学が詰まってたんですね!」
まとめ
- 電子レンジは火を使わない
- マイクロ波が水分子を回転させる
- 回転による摩擦熱で温まる
- お皿が熱くなりにくいのも理由がある
- 金属は危険なので絶対NG
いつも何気なく使っている電子レンジも、
見方を変えれば立派な科学ミステリー。
次回の
「探偵ロビンの日常ミステリー」では、
どんな不思議が待っているのでしょうか?
それではまた次の事件でお会いしましょう 🕵️♂️✨
(温かいココアは、もちろん電子レンジで!)
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