【探偵ロビン第17回】巨大なのに落ちない!?雲の浮力トリックを追え!

探偵ロビンの日常ミステリー

事件ファイル①:雲は本当に重いのか?

まず疑うべき容疑者は、ずばり**「雲の重さ」**。

実は、積乱雲ひとつには
数百万トンもの水が含まれていると言われています。
これは、ジャンボジェット機何百機分にもなる重さです。

「それなら落ちてきてもおかしくないのでは?」

ところが、ここで重要なキーワードが登場します。

密度(みつど)

密度とは、
同じ大きさの中に、どれくらいの重さがつまっているか
という考え方です。

雲の中の水は、

  • 目に見えないほど小さな水滴や氷の粒になり
  • とても広い空間に分散しています

そのため、
水滴を含んだ雲の空気全体の密度は、周りの空気とほとんど変わらない
のです。

つまり――
雲は「重いけれど、ぎゅうぎゅうに詰まっていない」状態なのです。


事件ファイル②:雲を支える2つの力

では、雲が落ちてこない本当の理由は何でしょうか?
ロビンは、2つの科学的トリックを指摘しました。


トリック① 浮力(ふりょく)

雲の密度は、周囲の空気とほぼ同じ。
そのため、水に浮かぶ物体と同じように、
上に押し上げる力=浮力が働きます。

これだけでも、
雲は簡単には落ちません。


トリック② 上昇気流(じょうしょうきりゅう)

そして、最大の秘密兵器が
上昇気流です。

雲は、

  1. 地面で温められた空気が上にのぼり
  2. 高いところで冷やされ
  3. 水滴や氷の粒に変わる

ことで生まれます。

つまり雲の下では、
常に下から上へ向かう強い風が吹いているのです。

これはまるで――
雲を乗せた巨大なエレベーター

特に積乱雲では、
この上昇気流がとても強いため、

  • 水滴や氷が落ちにくく
  • 雲がどんどん大きく成長します

事件解決!雲が浮かぶ理由まとめ

今回のミステリーを整理しましょう。

  • 雲には大量の水が含まれている
  • しかし水滴はとても小さく、広く分散している
  • 雲全体の密度は、周囲の空気とほぼ同じ
  • そのため浮力が働く
  • さらに、下からの上昇気流が雲を支え続けている

つまり――
雲は「重いから落ちる」という単純な存在ではなく、
密度と気流のバランスで空に浮かぶ、精巧な自然現象
なのです。


次に空を見上げたときは、
ぜひこう考えてみてください。

「この雲、今も上昇気流に支えられているんだな」

そう思うだけで、
雲がただの白いかたまりではなく、
物理学のかたまりに見えてくるはずです。

それでは――
探偵ロビンの日常ミステリー
次回の事件もお楽しみに! ☁️🔍

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