【探偵ロビン第22回】なぜ人は「好き」になるのか?心と脳のミステリー

心理学・認知科学

手がかり①:ドキドキの正体「ドーパミン」

助手くんは言いました。

「好きって、気持ちの問題ですよね?」

ロビンは静かに首を振ります。

「感情には、必ず“脳の物質”が関係している。」

最初の重要人物は――
ドーパミン

ドーパミンは、

  • 好きな人を見たとき
  • 一緒に話したとき
  • メッセージが来たとき

こんな瞬間に、脳の中でたくさん分泌されます。

これはゲームをクリアしたときや、
おいしいものを食べたときと同じ「ごほうび反応」。

つまり――
好きな人といると、脳が「楽しい!もっと欲しい!」と感じるのです。

だから、自然と会いたくなってしまうんですね。


手がかり②:安心のカギ「オキシトシン」

でも、「好き」はドキドキだけではありません。

次の手がかりは
オキシトシン

別名、**「愛情ホルモン」**とも呼ばれています。

オキシトシンは、

  • 会話をする
  • 目を見る
  • 一緒に過ごす

といった、何気ない関わりの中で分泌されます。

この物質が増えると、

  • 安心する
  • 信頼できる
  • そばにいると落ち着く

そんな気持ちが生まれます。

実はこの働き、
親子の絆や家族のつながりでも同じ。

つまり「好き」には、

  • ドキドキするドーパミン
  • ほっとするオキシトシン

この2つの力が必要なのです。


手がかり③:落ち着かなくなる理由「セロトニン」

助手くんが、こんな疑問を投げかけます。

「でも、好きすぎて落ち着かなくなることもありますよね?」

ロビンはうなずきました。

「それは、セロトニンが関係している。」

セロトニンは、
心を落ち着かせる役割を持つ脳内物質です。

ところが――
恋をすると、このセロトニンが一時的に減ってしまいます。

その結果、

  • 好きな人のことばかり考える
  • 勉強に集中できない
  • ちょっと不安になる

いわゆる「恋わずらい」の状態になるのです。

でも安心してください。
時間がたつとセロトニンは元に戻ります。

これが、
「恋」から「愛」へ変わっていく
科学的な理由でもあります。


心のトリック:心理メカニズムも働いている

ロビンは、最後のポイントをこう説明しました。

「脳の物質だけじゃない。
人の心のクセも関係している。」

代表的なものは、次の3つです。

● 類似性

人は、自分と似ている人に惹かれやすい
(趣味・考え方・雰囲気など)

● 返報性

自分を大切にしてくれる人を、
好きになりやすい

● 単純接触効果

何度も会ううちに、
だんだん気になってくる心理

「クラスで隣の席の人が気になる」
そんな経験、ありませんか?


事件解決!今回のまとめ

人が「好き」になる理由は――

  • ドーパミン(ドキドキ)
  • オキシトシン(安心)
  • セロトニン(心のバランス)
  • 心理メカニズム(人の心のクセ)

これらが複雑に組み合わさった結果でした。

でも、ロビンはこう締めくくります。

科学で説明できるからといって、
気持ちの価値が下がるわけじゃない。
むしろ、理解することで
自分の心をもっと大切にできるんだ。

「好き」は、
脳と心が生み出す、とても人間らしいミステリー。

今日の事件、無事解決です。


探偵ロビンの日常ミステリー
次回も、身近でちょっと不思議な謎を解き明かします。
どうぞお楽しみに! 🕵️‍♂️✨

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