【探偵ロビン第39回】小さなネジが世界を支える理由

探偵ロビンの日常ミステリー

本棚、机、ベッド、橋、ビル、機械。
世の中のほとんどのモノは、ネジで固定されています。

でも、ここで衝撃の事実。

ドライバーでネジを回した力の
約90%はムダになっている

「えっ!?そんな効率の悪いもので大丈夫なの?」

倒れない本棚、壊れない家具。
その裏には、ネジが持つとても賢い仕組みが隠されていました。


ネジの主役は「回す力」じゃなかった

ネジというと、
「グルグル回して締めるもの」というイメージですよね。

でも探偵ロビンは言います。

ネジの本当の主役は
『回す力』ではなく
『引っ張り合う力』だ。

その正体が、
軸力(じくりょく)です。


ネジは実は「バネ」だった!

ネジを強く締めるとき、
実はネジ自身がほんのわずかに伸びています

イメージしてみてください。

  • ネジ=引き伸ばされたバネ
  • 元に戻ろうとする力が発生

この戻ろうとする力が、
固定したい部材どうしを
万力(まんりき)のようにギュッ!と押し付けます。

この押し付け合う力こそが、
ネジの固定力の正体。

つまりネジは、

自分が元に戻ろうとする力で
モノを固定している

というわけです。


ムダに見えた摩擦力が最強だった

では、最初に言っていた
「90%ムダになる力」は何だったのでしょう?

その犯人は、
摩擦力(まさつりょく)です。

ネジを回すとき、

  • ねじ山同士
  • ネジの頭と部材
  • 部材と部材

あらゆる場所で摩擦が起こります。

確かにエネルギーは失われますが、
この摩擦こそが安全のカギでした。


摩擦力は“ズレ防止装置”

軸力でギュッと押し付けられた部材の間には、
強い摩擦力が生まれます。

この摩擦力があるおかげで、

  • 横にズレない
  • 引き離されない
  • グラグラしない

つまり、
棚が倒れない理由がここにあります。

さらにすごいのは、
ネジが勝手に回って緩まない理由。


ネジが勝手に緩まない秘密

ネジのねじ山は、
たった約3度というとてもゆるい坂道。

この角度は、
摩擦力がしっかり効く角度になっています。

そのため、

  • 振動があっても
  • 衝撃を受けても

ネジは勝手に逆回転しません。

摩擦力は、
ネジにとっての絶対に外れないブレーキなのです。


棚がグラグラする本当の犯人

「それでも棚が緩むこと、ありますよね?」

その通り。
探偵ロビンは真犯人をこう指摘します。

  • 締め付けが弱かった
  • 振動による自己緩み

少しずつ軸力が弱まると、
摩擦力のブレーキも効かなくなります。

この小さな緩みの積み重ねが、
大きな事故につながることも。

だから、

ネジは「しっかり締める」ことが超重要

なのです。


今回のミステリーまとめ

ネジがモノを固定する秘密は、この2つ。

  • バネの力(軸力)
  • ブレーキの力(摩擦力)

回す力のほとんどはムダでも、
そのムダがあるからこそ、
ネジは安全で信頼できる部品になっています。


探偵ロビンの日常ミステリー

次にネジを見るときは、
「小さいのに、すごい科学が詰まってるな」と
思い出してみてください。

さて、最後にあなたへの質問です。

あなたの部屋で
一番ネジが使われていると思うモノは何ですか?

ベッド?
机?
それとも意外な場所?

身の回りのネジから、
次のミステリーが始まるかもしれません。

それではまた次回、
日常に隠れた科学の謎でお会いしましょう!

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