【探偵ロビン第59回】デジカメは「色」が見えていない!?センサーが仕掛ける計算のトリックを暴け!

探偵ロビンの日常ミステリー

突然ですが――

デジカメのセンサーは、色を見ることができません。

えっ!?
毎日こんなにカラフルな写真を撮っているのに?

実は、写真の色はカメラが「計算で作り出している」ものだったのです。

さあ、色彩のミステリーを解明していきましょう!


カメラのセンサーは「白黒」しか見えない

デジカメやスマホの中には、「イメージセンサー」という部品があります。
これはカメラの心臓部ともいえる存在です。

このセンサーの役割は、とてもシンプル。

光の強さを測ること

だけです。

明るい光が当たれば「明るい」
弱い光なら「暗い」

つまりセンサーが感じているのは、

白から黒までの明るさだけの世界

なのです。

センサー自身には、

  • 黄色

といった色を見分ける力はありません。

そのまま使えば、写真は白黒になってしまいます。

ではなぜ、カラフルな写真が撮れるのでしょうか?


秘密その1:カラーフィルター(ベイヤー配列)

ここで登場するのが、最初のトリックです。

それは――

カラーフィルター

センサーの前には、

  • 赤(Red)
  • 緑(Green)
  • 青(Blue)

の小さなフィルターが、モザイクのように並べられています。

これを「ベイヤー配列」といいます。

センサーの1つ1つの点(ピクセル)は、

  • 赤の強さだけ
  • 緑の強さだけ
  • 青の強さだけ

を測る仕組みになっています。


なぜ「緑」が一番多いの?

ここで面白いポイントがあります。

実はこのフィルター、

緑の数が、赤や青の2倍もあるのです。

なぜでしょう?

それは――

人間の目は緑に一番敏感だから

です。

人間は緑の違いを細かく見分けるのが得意です。

そのため、緑の情報を多く集めることで、

より自然でリアルな写真に見えるようにしている

のです。


秘密その2:デモザイキング(カメラの推理)

しかし、まだ問題があります。

各ピクセルは1色しか知りません。

つまり、

  • 赤の場所は、緑と青を知らない
  • 青の場所は、赤と緑を知らない

情報が欠けているのです。

ここで最大のトリックが発動します。

それが――

デモザイキング

という計算です。


カメラは「周りを見て推理する」

カメラはこう考えます。

「このピクセルは赤の情報しかないけど…」

「隣は緑が強い」

「その隣は青が強い」

「なら、この場所はこんな色のはずだ!」

と、周りの情報をもとに、

足りない色を計算で補っている

のです。

これはまるで、探偵の推理のようですね。

こうして、

バラバラだった色の情報が統合され、

滑らかなフルカラー画像が完成します。


私たちが見ているのは「カメラの予想図」

つまり、カメラの仕組みをまとめると――

  1. センサーは白黒の光の強さだけを測る
  2. カラーフィルターで色ごとの情報を分ける
  3. 足りない色を周りから推理して補う
  4. フルカラーの写真を完成させる

私たちが見ている写真は、

カメラが計算して作り上げた「予想図」

なのです。

でも、その予想はとても正確なので、

私たちは本物の世界と同じように感じることができます。


カメラと人間の目のチームプレイ

デジカメは、

  • 光を測るセンサー
  • 色を分けるフィルター
  • 色を補う計算

この3つの力を使って、色を再現しています。

そしてその仕組みは、

人間の目の特徴に合わせて作られている

のです。

つまり写真は、

カメラの技術と人間の視覚が協力して完成する作品なのです。


まとめ:写真は「計算」でできている

今回のミステリーの結論です。

デジカメは――

  • 色を直接見ているわけではない
  • 光の強さだけを測っている
  • フィルターで色を分け
  • 計算で色を推理している

つまり、

写真の色は、カメラの名推理によって生まれている!

というわけです。

今度写真を撮るときは、

カメラが一瞬で行っている「色の推理」を思い出してみてください。

きっと、いつもの写真が少し特別に見えるはずです。


最後に質問です。

あなたが最近撮った写真の中で、
「色がきれい!」と感動したものは何ですか?

夕焼け?
花?
それとも美味しそうな料理?

ぜひ思い出してみてくださいね。

それではまた次回の
探偵ロビンの日常ミステリーでお会いしましょう!

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