【探偵ロビン第27回】はやぶさはどうやって宇宙から帰ってきたのか?

探偵ロビンの日常ミステリー

こんにちは!
今日も探偵ロビンの事務所には、ちょっと不思議な「科学の依頼」が舞い込んできました。

今回の謎は――
「探査機はやぶさは、どうやって地球から3億キロも離れた小惑星イトカワまで行き、しかも無事に帰ってこられたのか?」
一見すると、探偵とは関係なさそうな宇宙の話。でも、謎があるなら放っておけません。さっそく捜査開始です!


第一の手がかり:燃料が少なすぎる!?

資料を調べてみると、驚くべき事実がありました。
はやぶさが往復およそ6億キロの旅に使った燃料は、たった66キログラム

「えっ、それだけ?」
普通のロケットなら、何トンもの燃料が必要です。これではとても足りないはず……。

ここでロビンは気づきます。
はやぶさには、普通とはまったく違う“秘密のエンジン”が積まれていたのです。


第二の手がかり:イオンエンジンの正体

その正体こそが、イオンエンジン

イオンエンジンは、キセノンというガスに電気を流し、「イオン」という小さな粒にしてから、電気の力で後ろに噴き出します。
すると、その反動で探査機が前に進むのです。

これは、プールで水を後ろに押すと体が前に進むのと同じ原理。
とても賢い仕組みですね。


第三の手がかり:弱いけれど、最強?

ところが、ここで新たな疑問が生まれます。

イオンエンジンの押す力(推力)はとても弱く、なんと1円玉1枚を持ち上げることもできないほど。

「それじゃ、宇宙を旅するなんて無理じゃない?」
……と思いますよね。

でも、宇宙には空気がありません。抵抗がほとんどないため、弱い力でも、何年もかけて押し続ければ、どんどんスピードが上がるのです。

まさに「継続は力なり」。
イオンエンジンは、長い宇宙の旅にぴったりのエンジンだったのです。


第四の手がかり:日本の技術とあきらめない心

さらにすごいことに、このイオンエンジンは日本が世界で初めて実用化に成功した技術でした。

しかも、はやぶさは旅の途中でエンジンの多くが故障するという大ピンチに見舞われます。
それでも技術者たちは、残った部品を組み合わせる工夫を重ね、ついに帰還を成功させました。

ここには、日本の高い技術力だけでなく、決してあきらめない心がありました。


謎解き:はやぶさが帰ってこられた理由

調査の結果、答えははっきりしました。

はやぶさが奇跡の帰還を果たせた理由は、この3つです。

  • 少ない燃料で長く動き続けられるイオンエンジン
  • 宇宙の無重力・真空という環境を活かした設計
  • 日本の技術者たちの工夫とあきらめない心

この3つが合わさり、不可能だと思われたミッションを成功へと導いたのです。


エンディング:次の探偵は、君かもしれない

宇宙には、まだまだ解けていない謎がたくさんあります。
そして、それを解き明かすのは――もしかしたら、この記事を読んでいる君たち次世代の探偵、いや科学者かもしれません。

ちなみに、はやぶさは2010年、7年間の旅を終えて地球に帰還し、小惑星のサンプルを持ち帰りました。
その小さなカプセルは、世界中の人々に大きな感動を与えたのです。

探偵ロビンの日常ミステリー。
次回も、身近なところに隠れた科学の謎を一緒に解いていきましょう!

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