今回は、みなさんが毎日のように見ている
QRコードの驚くべき秘密に迫ります。
お店の決済、チケット、ゲームのログイン……
スマホをかざすだけで一瞬で読み取れるQRコード。
実はこのQRコード、
表面の最大30%が壊れても、普通に読める
ように設計されているのです。
え? 壊れても読める?
それってどういうこと?
その裏には、「数学の力」が隠されていました。
QRコードの隅にある3つの大きな四角の正体
QRコードをよく見てみましょう。
隅に、3つの大きな四角がありますよね。
これはただの飾りではありません。
切り出しシンボル
と呼ばれる、位置を特定するための重要な目印です。
この目印があるおかげで、スマホのカメラは、
- 逆さまでも
- 斜めでも
- 少し離れていても
一瞬でQRコードの向きと位置を判断できます。
まるで、地図の「現在地マーク」のような役割です。
QRコードは3つの情報でできている
QRコードの中身は、実は3種類の情報で構成されています。
- 位置を示す目印
- 実際のデータ(URLや文字)
- 壊れた部分を直すための予備データ
この「予備データ」こそが、今回の事件の最大のカギです。
自己修復の秘密「リード・ソロモン符号」
QRコードには、
リード・ソロモン符号
という特別な数学の仕組みが使われています。
これは簡単に言うと、
データの「バックアップ」をあらかじめ入れておく仕組み
です。
たとえば、こんな感じ
普通なら、
「答えは3」
だけを書きます。
でもQRコードは違います。
「1と2があって、合計は3です」
というヒントを一緒に書いておくのです。
もし「1」の部分が消えても、
残っている情報から、
「消えたのは1だ!」
と逆算できます。
まるで名探偵の推理のようですね。
だからロゴ入りQRコードも読める!
QRコードの中には、
真ん中にロゴが入っているものがありますよね。
普通なら、データが消えてしまいそうですが……
問題ありません。
なぜなら、バックアップ情報があるからです。
QRコードは、
最大で約30%が壊れても復元できる
ように設計されています。
つまり、最初から
「壊れること」を前提に作られている
のです。
QRコードは日本生まれのすごい技術
実はQRコードは、
日本の会社
デンソーウェーブ
によって開発されました。
工場では、
- 油汚れ
- キズ
- 汚れ
が当たり前。
そんな環境でも確実に読み取れるよう、
「自己修復機能」を持たせたのです。
その結果、
今では世界中で使われる技術になりました。
「余分な情報」が強さになる
QRコードの最大の特徴は、
あえて余分な情報を入れていること
です。
一見ムダに見える情報が、
トラブルのときに大活躍します。
これは、科学だけでなく、
私たちの生活にも通じる考え方かもしれませんね。
まとめ
QRコードが壊れても読める理由は、
- 隅の四角で位置を特定できる
- バックアップデータが入っている
- リード・ソロモン符号で自己修復できる
という数学のトリックのおかげです。
小さな白黒の四角の中には、
世界レベルの高度な計算が詰まっていたのです。
身近なQRコードを探してみよう!
みなさんも、
- お菓子の袋
- 教科書
- ポスター
- テレビ画面
など、いろいろな場所のQRコードを観察してみてください。
もしかしたら、
少し壊れていてもちゃんと読めるかもしれません。
それは、数学が働いている証拠です。
次回も、身近なナゾを科学で解き明かします!
探偵ロビンの日常ミステリーをお楽しみに!
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