【探偵ロビン第45回】「デジャヴ」はなぜ起こる?記憶システムの一時的なバグの正体

心理学・認知科学

「ここ、初めて来たはずなのに……知ってる気がする」

こんな不思議な感覚を体験したことはありませんか?
この正体不明の感覚はデジャヴ(既視感)と呼ばれています。

まるで未来を予知したようで、ちょっとゾクッとしますよね。
でも安心してください。
それは前世の記憶でも、予知能力でもありません

探偵ロビンによると、
デジャヴの正体は――
脳の記憶システムが一瞬だけ起こす「一時的なバグ」なのです。


デジャヴは脳のミス?それともスゴい能力?

助手くんは言いました。

「ロビンさん、これって未来を知ってる証拠じゃないんですか?」

それに対してロビンは、こう答えます。

これは予知じゃない。
君の脳の中で起きた“情報の誤送信”なんだ。

ポイントは、
「認識する力」と「記憶する力」が
ほんの一瞬だけズレてしまうこと。

そのズレが、あの不思議な感覚を生み出します。


核心のトリック:ほんの一瞬のタイムラグ

私たちが何かを見るとき、
目から入った情報は脳の中で処理されます。

通常は、

  1. 「これは新しい景色だ」と認識する
  2. そのあとで記憶として保存する

という順番で進みます。

ところが、デジャヴが起こるときは違います。

何らかの原因で、
新しい情報の一部が、先に「過去の記憶ルート」を刺激してしまうのです。

すると脳は、

  • 新しい景色を見ている
  • でも「過去の記憶が動いた」という信号も来ている

という矛盾した状態になります。

この混乱を解消するために、脳はこう判断します。

「あ、これはもう知っている!」

これが、デジャヴの正体です。


デジャヴが起こりやすい条件とは?

ロビンの捜査で、
デジャヴが起きやすい“手がかり”が見つかりました。

① 若い人に多い

デジャヴは、
10代〜30代に最も多く起こります。

この時期は、脳の神経回路が活発に成長中。
そのぶん、情報処理が少し不安定になりやすいのです。

② 疲れやストレス

テスト前、寝不足、強いストレス。
こんなときは、脳もお疲れ気味。

疲れた脳は、
情報処理のミスを起こしやすくなります。

③ 似た景色・似た状況

完全に同じでなくても、
「なんとなく似ている」だけでスイッチが入ることも。

脳は意外と
雰囲気だけで判断してしまうことがあるのです。


デジャヴは悪いことじゃない

ロビンは最後に、こうまとめました。

デジャヴは、脳が活発に働いている証拠でもある。

つまり、
たまに起きるデジャヴはとても自然な現象

ただし、

  • あまりにも頻繁に起きる
  • 意識が飛ぶような症状をともなう

そんな場合は、まれに別の原因があることもあります。
そのときは、必ず専門の人に相談しましょう。


あなたのデジャヴ体験は?

最後に、探偵ロビンからの質問です。

「今までで一番、不思議だったデジャヴはどんな場面でしたか?」

初めて行った場所?
初対面の人?
それとも授業中…?

あなたの不思議な体験、ぜひ思い出してみてください。

次回も、
探偵ロビンが日常にひそむ「脳と科学の謎」を解き明かします。
お楽しみに!

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