今回は、みんなが毎日使っているインターネットの“速さ”の秘密に迫ります。
動画もゲームもSNSも、一瞬で読み込まれる時代。
その正体は――
地面の下や海の底を走る、
「ガラスの牢獄」でした。
え? ガラス? 牢獄?
実はインターネットのデータは、
光になって細いガラスの糸の中を走っているのです。
さあ、そのトリックを解き明かしましょう!
光ファイバーって何?
インターネットを支えているのは、
光ファイバー
と呼ばれるケーブルです。
見た目は普通のケーブルですが、中には
- 髪の毛ほどの細さのガラスの糸
が入っています。
その中を、光がものすごいスピードで進んでいるのです。
ちなみに光の速さは、
1秒間に地球を約7周半!
とてつもない速さですね。
でも、光って曲がれないのでは?
ここで疑問。
光は基本的にまっすぐ進みます。
では、曲がったケーブルの中をどうやって通っているのでしょう?
ここで登場するのが――
全反射(ぜんはんしゃ)
という物理のトリックです。
トリック①:全反射と二重構造
光ファイバーは、2つの層でできています。
- 中心の「コア」
- それを囲む「クラッド」
どちらもガラスですが、
光の曲がりやすさ(屈折率)
がわざと少し違うように作られています。
コアを進む光が外へ出ようとすると――
クラッドの境界で、
100%跳ね返される!
これが「全反射」です。
まるで、鏡の壁の中で壁打ちテニスをしているような状態。
光は外に漏れず、
跳ね返りながら出口まで進み続けます。
だから、どんなにケーブルが曲がっていても、
データは逃げ出さないのです。
トリック②:WDM ― 虹の高速道路
でも、世界中の人が同時にネットを使っているのに、
なぜ混線しないのでしょう?
ここで登場する第二のトリック。
WDM(波長分割多重)
これは簡単に言うと、
光を「色分け」して同時に送る技術
です。
光を虹のように分ける
光にはさまざまな「色(波長)」があります。
- 赤い光
- 青い光
- 緑の光
それぞれに別のデータを乗せて、
1本の光ファイバーに同時に流し込むのです。
光の色はお互いに混ざらないので、
出口でまた色ごとに分ければOK。
これはまるで、
1車線の道路を、100車線に増やす
ようなもの。
だから、動画もゲームも同時にサクサク動くのです。
ガラスの糸が世界をつないでいる
まとめると、爆速ネットの秘密は――
- 全反射で光を完全に閉じ込める
- WDMでたくさんのデータを同時に流す
という2つのトリック。
私たちがSNSに投稿した写真も、
海外の動画も、
海底ケーブルの中を、
光となって一瞬で駆け抜けています。
目には見えないけれど、
地球の下には巨大な「光の迷宮」が広がっているのです。
もしネットが100倍速くなったら?
最後に、みなさんに質問です。
もしインターネットが今の100倍速くなったら、
どんな未来がやってくると思いますか?
- 家にいながら海外旅行気分?
- ホログラムで友達と会話?
- 超リアルなオンライン授業?
想像するだけでワクワクしますね。
まとめ
インターネットが速い理由は、
- 光の速さ
- 全反射という物理トリック
- WDMという色分け技術
によって支えられています。
私たちの指先のタップの裏では、
ガラスの糸の中を、光が全力疾走しているのです。
次に動画を見るときは、
その光の冒険を思い出してみてください。
それではまた次回の
探偵ロビンの日常ミステリーでお会いしましょう!
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